孫子: 現代語訳版・解説つき (蜜蜂文庫)

勝つ者は、戦う前にすでに勝っている。
国家・組織・人生の危機を読み解く、最強の戦略古典。

内容紹介

兵法書の最高峰として、二千年以上にわたり読み継がれてきた『孫子』。

その核心は、単なる戦闘技術ではありません。
「戦わずして勝つ」「勝つ前に勝つ」「敵を知り己を知る」――これらの言葉に象徴されるように、『孫子』は、国家の存亡、組織の運営、情報の掌握、消耗の回避、そして勝利の条件を冷徹に見極めるための戦略思想です。

本書では、『孫子』全十三篇を、今日の読者にも通読しやすい現代語訳で収録。
原文の篇立てと論旨の流れをできる限り尊重しつつ、単なる要約やビジネス書的な言い換えに置き換えることなく、古典そのものの骨格を保つことを重んじました。

さらに巻頭には、充実した解説を付しています。
『孫子』とはどのような兵法書なのか、その成立と受容、曹操・荻生徂徠らによる読み方、そして「慎戦」「全勝」「廟算」「虚実」「勢」「用間」といった思想の中心を整理。加えて、官渡の戦い、赤壁の戦い、ナポレオンの戦役など、歴史上の実例を通して、『孫子』の戦略思想がいかに機能してきたかを読み解きます。

戦争を賛美するためではなく、危機においていかに判断し、いかに消耗を避け、いかに勝つべき条件を整えるか。
『孫子』は、現代においても、政治・経営・組織・情報戦・人生の決断に通じる、不変の戦略古典です。

本書の構成

概説
第一部『孫子』とは何か――兵法書の成立と受容
第二部『孫子』の思想の芯――勝つ前に勝つという読み方
第三部『孫子』で読む戦略史――三国志から近代戦まで

本文
始計第一
作戦第二
謀攻第三
軍形第四
兵勢第五
虚実第六
軍争第七
九変第八
行軍第九
地形第十
九地第十一
火攻第十二
用間第十三

主要参考文献

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