吉田松陰語録

東郷貴士 (編集), 吉田松陰 (著) 

志を立てよ。学び、行え。そして、自らの生を使い切れ。

幕末の思想家・教育者、吉田松陰。
わずか三十年の生涯でありながら、その言葉と教育は高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋ら、のちの日本を動かす人々へ受け継がれていった。

本書は、吉田松陰の著述、書簡、日記、講義録などから一八二の言葉を選び、現代の読者が一語ずつ味わえる形に整えた語録集である。

「志を立て、すべての物事の根本とせよ。」

「知ることは行いのもとであり、行いは知の実りである。」

「至誠を尽くして、それでも心を動かされない者は、いまだかつていない。」

「死ぬことで不朽のものを残せるなら、いつでも死ぬべきである。生きて大業を成せる見込みがあるなら、どこまでも生きるべきである。」


松陰にとって、学問は知識を蓄えるためだけのものではなかった。自らの志を定め、人としてのあり方を修め、その志を現実の行動へ移すためのものであった。その思想は、朋友との交わり、人材の育成、国家への責任、そして生死をいかに引き受けるかという問題へ広がってゆく。

本書では、その言葉を次の五篇に分けて収録した。

第一篇 志と行動
第二篇 学問と修養
第三篇 人物と交友
第四篇 国家と大義
第五篇 死生

自分は何を志すのか。
学んだことを、いかに行動へ移すのか。
何のために生き、何を後世へ残すのか。

吉田松陰の一八二の言葉から、自らの生き方を考えるための一語を見つけてほしい。

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