国是三論: 現代語訳版・解説つき

横井小楠 (著), 蜜蜂書房編集部 (編集)

古典に立ちながら世界の変化を直視した幕末儒学の到達点!

『国是三論』全三篇に、『学校問答書』『海軍問答書』『沼山対話』『沼山閑話』併録。
横井小楠の国家・学問・文明思想を一冊に。

幕末日本が世界との接触によって大きく揺れ動くなか、富国、軍備、教育、政治、そして人間のあり方を一つの「国是」として考え抜いた思想家・横井小楠。

代表作『国是三論』は、「富国論」「強兵論」「士道」の三篇から成る。民の生活を豊かにすることから国家の富を考え、変化する世界情勢を見据えて国防を論じ、最後にはその国家を担う人間の徳へと立ち返る。そこにあるのは、政策だけを切り離して論じる政治論ではなく、儒学の道義を現実の経綸へ結びつけようとする壮大な国家構想である。

本書では『国是三論』全三篇に加え、『学校問答書』『海軍問答書』『沼山対話』『沼山閑話』を併録した。
教育と政治を結ぶ「学政一致」、自ら考えて天下の理を究める「思」と「格物」、人々の苦しみに心を響かせる「惻怛」、そして一藩・一国の利害を越えて世界へ通じる「公共の天理」。
四篇をあわせて読むことで、『国是三論』の背後にある横井小楠の学問観、政治思想、文明観までを一冊のうちにたどることができる。小楠自身、『沼山対話』で学問を一身の修養から天下の経綸まで連続する営みとして捉え、宇宙すべてを自らの思索の範囲とするほどの規模を求めていた。

現代の読者がその思想の流れを追えるよう、原文の論旨、具体例、反復、問答の順序をできる限り保持しながら、読みやすい現代日本語に改めた。重要な思想語は原語を残し、巻頭には「横井小楠の生涯」「横井小楠の思想」「『国是三論』について」の三部から成る解説を収録している。

構成

概説

横井小楠の生涯
横井小楠の思想
『国是三論』について

凡例

国是三論
(天)富国論
(地)強兵論
(人)士道

学校問答書

海軍問答書

沼山対話

沼山閑話

主要参考文献

(amazonからご購入いただけます。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です