論語: 現代語訳版・解説つき

・『論語』全二十篇を、問答の形と論旨を保ちながら現代語訳!
・春秋時代、孔子の生涯、弟子たち、主要な思想語を解説
・古注、新注、現代研究を踏まえ、初めて読む人の通読を助ける
「故きを温ねて新しきを知れば、以て師と為るべし。」
『論語』は、孔子と弟子たちの言行を伝える、東洋思想の根本古典である。
そこには、学問や人格の修養だけでなく、政治、人間関係、礼、音楽、言葉と行動のあり方が、短い問答や人物評として収められている。「温故知新」「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」など、今日まで残る言葉も少なくない。
しかし、『論語』は格言を整然と並べた思想の体系書ではない。孔子は、勇敢だが先走りやすい子路、学問を深く愛した顔回、弁舌と外交に優れた子貢など、それぞれ性格の異なる弟子に対して、相手に応じた言葉を与えている。孔子自身もまた、政治的な挫折を経験し、弟子を叱り、その死を深く嘆きながら、生涯にわたって学び続けた一人の人間であった。
本書は、『論語』全二十篇を、原文の問答形式と記述の順序を尊重しながら、現代の読者が通読しやすい日本語に改めたものである。
巻頭の概説では、孔子が生きた春秋時代の政治と社会、礼・音楽・詩・祭祀の文化、『論語』の成立事情を解説する。さらに、仁、礼、義、徳、君子などの主要な思想語、孔子の生涯と人物像、顔回、子路、子貢、曾子をはじめとする弟子たちについて紹介した。
古注、新注、現代の文献研究によって解釈が分かれることにも触れ、初めて『論語』を読む人が、後に続く現代語訳を理解するための基礎を示している。
古典、名著を生活の中に。
【構成】
概説
凡例
巻一
学而第一
為政第二
八佾第三
里仁第四
巻二
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
巻三
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
巻四
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
巻五
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
堯曰第二十
主要参考文献
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