孟子: 現代語訳版・解説つき

孟子 (著), 蜜蜂書房編集部 (編集) 

『孟子』全編を収めた、新しい現代語訳・解説版!

・孟子の生涯、書物の成立、主要思想を解説する概説を収録
・七篇十四部を省略せず収め、凡例と主要参考文献を付した全編版

戦国の世にあって、武力や利益ではなく、仁義によって国を治める道を説いた孟子。

孟子は、人間には善へ向かう心が生まれながらに備わっていると考えました。しかし、その性善説は、人間を無条件に善人とみなす素朴な楽観論ではありません。人の心は、貧困や欲望、劣悪な環境によって傷つけられる。それでも、自らの心を取り戻し、養い、善を社会へ広げることができる――孟子は、その可能性と責任を説きました。

政治においては、民の生活を安定させ、税や労役を軽くし、老人を養い、教育を整える「仁政」を主張しました。「民を貴しとなし、社稷これに次ぎ、君を軽しとなす」という言葉に示されるように、国家は君主個人のためではなく、民の生存と安定のために存在すると考えたのです。

本書は、『孟子』七篇十四部、全二百六十章を、原文の章序、問答、人物関係を保ちながら、読みやすく格調ある現代日本語へ訳したものです。訳文に解説を混入させず、孟子の議論、比喩、反問、寓話の流れをそのまま味わえるよう構成しました。

巻頭には、初めて『孟子』を読む人のために、孟子の生涯と人物像、『孟子』という書物の成立と受容、性善説・四端・仁政・民本・大丈夫などの主要思想をまとめた概説を収録しています。

【本書の構成】

概説
・孟子の生涯と人物像
・『孟子』という書物
・『孟子』の思想

凡例

現代語訳
・梁惠王上・下
・公孫丑上・下
・滕文公上・下
・離婁上・下
・萬章上・下
・告子上・下
・盡心上・下

主要参考文献

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