礼記: 現代語訳版・解説つき

蜜蜂書房編集部 (著) 

『大学』『中庸』を収める、五経の大典――『礼記』四十九篇を全篇現代語訳
成立と受容、四十九篇を読み解くための解説を収録


四書五経を貫く「礼」の世界。
『礼記』は、古代中国の礼に関する文章を集成した四十九篇の経典であり、儒学の五経の一つである。その中には、後に四書として独立した『大学』『中庸』も収められている。

そこで説かれる「礼」の範囲は広い。人と接するときの振る舞い、長幼の序、親子や夫婦の関係、冠婚葬祭、喪服、祭祀、教育、君臣関係、朝廷の儀礼、国家制度まで、人間社会のあらゆる場面が礼の問題として扱われる。

席のどこに座るか。
年長者にどう仕えるか。
父母の喪にどう服するか。
君主と臣下はいかなる関係に立つか。
祭祀にはどのような意味があるか。
教育はいかに人を形づくるか。

『礼記』では、こうした具体的な行為を通して、人と人との関係が形を与えられ、家族・社会・国家の秩序へと結びついていく。

本書は『礼記』四十九篇を通読できる現代日本語へ訳した。訳文では原文の論理順序、因果関係、対句、列挙、反復、問答の順序、断定の強弱を保持し、礼制・喪制・祭祀・親族関係を読み取れるよう整えている。

語義や制度関係の判断には、後漢の鄭玄注と唐の孔穎達『礼記正義』を主要な基準として用いた。

【構成】

解説
第一部『礼記』について
第二部『礼記』の読み方
凡例

礼記 四十九篇
第一篇 曲禮上
第二篇 曲禮下
第三篇 檀弓上
第四篇 檀弓下
第五篇 王制
第六篇 月令
第七篇 曾子問
第八篇 文王世子
第九篇 禮運
第十篇 禮器
第十一篇 郊特牲
第十二篇 內則
第十三篇 玉藻
第十四篇 明堂位
第十五篇 喪服小記
第十六篇 大傳
第十七篇 少儀
第十八篇 學記
第十九篇 樂記
第二十篇 雜記上
第二十一篇 雜記下
第二十二篇 喪大記
第二十三篇 祭法
第二十四篇 祭義
第二十五篇 祭統
第二十六篇 經解
第二十七篇 哀公問
第二十八篇 仲尼燕居
第二十九篇 孔子閒居
第三十篇 坊記
第三十一篇 中庸
第三十二篇 表記
第三十三篇 緇衣
第三十四篇 奔喪
第三十五篇 問喪
第三十六篇 服問
第三十七篇 間傳
第三十八篇 三年問
第三十九篇 深衣
第四十篇 投壺
第四十一篇 儒行
第四十二篇 大學
第四十三篇 冠義
第四十四篇 昏義
第四十五篇 鄉飲酒義
第四十六篇 射義
第四十七篇 燕義
第四十八篇 聘義
第四十九篇 喪服四制

主要参考文献

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