近思録: 現代語訳版・解説つき

朱熹 (著), 呂祖謙 (編集), 蜜蜂書房編集部 (編集)

朱子学を知るなら、まずこの一冊。

「古の学者は、自分自身のために学んだ」
「去聖のために絶学を継ぎ、万世の為に太平を開く」


南宋の大儒・朱熹と呂祖謙が、周敦頤・張載・程顥・程頤という北宋を代表する儒者たちの言葉から、その学問の精髄を選び抜いた『近思録』。

全十四巻・六百二十二条からなる本書は、朱子学・宋学を学ぶための代表的な入門書として、長く東アジアで読み継がれてきた古典である。

天地万物を貫く「理」とは何か。人間の「性」はいかなるものか。人はいかに学び、自らを修めるべきか。そして、その修養はいかに家族、教育、政治、天下の秩序へとつながっていくのか。

『近思録』には、宇宙と人間の根本をめぐる思索から、読書と学問の方法、心の修養、家族のあり方、仕官と進退、国家統治、制度、教育に至るまで、宋代儒学が追究した問題が一つの道筋として収められている。

北宋諸儒の言葉を朱熹・呂祖謙が選び、配列したところにも本書の大きな特色があり、何を儒学の正統とし、何を学びの入口とするのか。その編集そのものに、後の朱子学へつながる思想的構想が表れている。

巻頭には解説を収録。朱熹がいかにして宋代儒学を集大成したのか、その生涯と思想をたどるとともに、理気論、性即理、格物致知、居敬、道統、四書など朱子学を理解するための基本的な思想を解説する。さらに『近思録』成立の経緯と思想史上の意義、中国から日本へ及んだ影響についても紹介した。

【構成】

概説
 朱熹の生涯
 朱熹の思想
 『近思録』について

凡例

『近思録』
 朱熹 前引
 巻一 道体
 巻二 為学
 巻三 致知
 巻四 存養
 巻五 克己
 巻六 家道
 巻七 出処
 巻八 治体
 巻九 制度
 巻十 政事
 巻十一 教学
 巻十二 警戒
 巻十三 異端
 巻十四 聖賢
 呂祖謙 後引

主要参考文献

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