政談・弁道: 現代語訳版・解説つき

荻生徂徠 (著), 蜜蜂書房編集部 (翻訳) 

人間の善悪ではなく、制度と習俗から社会を考えた江戸思想の巨人・荻生徂徠、その政治と哲学。
思想の根幹『弁道』と、政治論の集大成『政談』全四巻を一冊に。

内容紹介

荻生徂徠は、朱子学を批判し、古代の言葉と制度へ遡ることで儒学を根本から組み替えた、江戸時代を代表する思想家である。

『弁道』で徂徠は、「道」を個人の内面に存在する抽象的な理としてではなく、古代の先王が天下を安んずるために作り上げた礼・楽・刑・政の総体として捉え直した。そこから、人間の資質、教育、礼楽、政治、社会秩序をめぐる独自の思想が展開されてゆく。

『政談』では、その視線を現実の徳川社会へ向ける。武士の都市集住、財政と経済、役人制度、人材登用、地方支配、身分秩序、婚姻、刑罰、教育――。徂徠は具体的な問題を次々と取り上げながら、個人の心掛けだけではなく、それらの問題を生み出す制度そのものを改める必要を説いていく。

思想の根本を論じた『弁道』から、現実社会を診断した『政談』へ。本書では『弁道』と『政談』全四巻を現代語訳で収録した。さらに、荻生徂徠の生涯と思想、両著の成立と意義を解説。古典研究、儒学、政治思想が一つにつながっていた「徂徠学」の全体像を、一冊でたどることができる。

構成

概説

荻生徂徠の生涯

荻生徂徠の思想

『政談』『弁道』について

凡例

弁道

政談第一巻

政談第二巻

政談第三巻

政談第四巻

主要参考文献

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