日本外史: 現代語訳版・解説つき

頼山陽 (著), 蜜蜂書房編集部 (著)

武士の興亡から、日本という国を見る。
全二十二巻に解説を付して新たに現代訳!

『日本外史』は、源氏・平氏の勃興から北条氏、足利氏、戦国の群雄、織田・豊臣を経て徳川氏へ至るまで、武家政治の興亡を全二十二巻に描いた日本史の古典である。

頼山陽は、天下の大権が朝廷から武門へ移っていった歴史を、人物の行動と決断を中心に描いた。合戦の勝敗、主従の応答、政権をめぐる駆け引き、忠義と名分、そして時代を押し動かす「勢」が、源平から徳川まで一つの大きな流れを形づくってゆく。

平将門、平清盛、源頼朝、源義経、北条氏、楠木正成、新田義貞、足利尊氏、北条早雲、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康――日本史を代表する武将たちの興亡を、頼山陽独特の力強い史筆によってたどることができる。

本文の随所では、頼山陽自身が歴史家として人物や事件を論評する。誰が勝ったかという結果とともに、その人物がいかなる名分に立ち、君臣の道をどう扱い、天下に対してどのような責任を負ったのかが問われる。
物語としての躍動感と、歴史を考える史論とが一体となった点に『日本外史』の大きな魅力がある。

本書は全二十二巻を自然な「である体」で現代語訳し、人名・地名・官職・兵数・年月、戦闘の経過、会話の人物関係を原文に即して収録した。巻頭には頼山陽の生涯、『日本外史』成立の経緯、作品の構成と歴史観を解説する章を収めている。

【本書の構成】

解説
第一部 頼山陽の生涯
第二部 『日本外史』について
凡例

巻之一 源氏前記 平氏
巻之二 源氏正記 源氏上
巻之三 源氏正記 源氏下
巻之四 源氏後記 北条氏
巻之五 新田氏前記 楠氏・北畠氏・菊池氏・名和氏・児島氏・土居氏・得能氏
巻之六 新田氏正記 新田氏
巻之七 足利氏正記 足利氏上
巻之八 足利氏正記 足利氏中
巻之九 足利氏正記 足利氏下
巻之十 足利氏後記 後北条氏
巻之十一 足利氏後記 武田氏・上杉氏
巻之十二 足利氏後記 毛利氏
巻之十三 徳川氏前記 織田氏上
巻之十四 徳川氏前記 織田氏下
巻之十五 徳川氏前記 豊臣氏上
巻之十六 徳川氏前記 豊臣氏中
巻之十七 徳川氏前記 豊臣氏下
巻之十八 徳川氏正記 徳川氏一
巻之十九 徳川氏正記 徳川氏二
巻之二十 徳川氏正記 徳川氏三
巻之二十一 徳川氏正記 徳川氏四
巻之二十二 徳川氏正記 徳川氏五

主要参考文献

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