易経: 現代語訳版・解説つき

蜜蜂書房編集部  (著)

「窮すれば変ず。変ずれば通ず。通ずれば久し。」
進むべき時か、待つべき時か、退くべき時か――。


『易経』は、陰陽と六十四卦を通して、世界と人間を絶えず移り変わるものとして捉え、その変化の中で「時」と「位」を読む中国古典である。古くは占筮の書として形成され、やがて五経の一つとして儒学の中心に置かれ、王弼、孔穎達、程頤、朱熹らによって読み継がれてきた。「自強不息」「一陰一陽、これを道と謂う」「窮すれば変ず」といった後世に大きな影響を与えた言葉も、この書に収められている。

本書は、『周易』六十四卦の卦辞・爻辞を全文収録し、彖伝、象伝、乾・坤の文言伝、繫辭上伝・繫辭下伝、說卦伝、序卦伝、雜卦伝まで現代語訳した一冊である。

六十四卦にはそれぞれ六本の爻からなる卦象を掲げ、上卦・下卦も明示した。原文、現代語訳、註を対応させ、初九・六二・九五などの爻位がどこを指すのか、卦辞・爻辞・彖伝・象伝がどのような関係にあるのかを本文を追いながら理解できる構成としている。

巻頭解説では、『易経』の成立から五経としての受容、中国と日本への影響を概説し、続いて六十四卦の構造、陰爻と陽爻、上卦と下卦、中・正・応、吉・凶・悔・吝・无咎など、本文を読むために必要な用語と読み方を整理した。

註釈には王弼『周易注』、韓康伯注、孔穎達『周易正義』を中心に、程頤『伊川易伝』、朱熹『周易本義』などを参照した。短い占辞として伝わった古い本文と、そこから展開した儒家的・哲学的解釈をたどりながら、『易経』そのものを通読できる現代語訳版である。

【構成】

解説
第一部 『易経』について
第二部 『易経』の読み方

凡例

第一卦 乾
第二卦 坤
  〜
第六十三卦 既濟
第六十四卦 未濟

繫辭上伝
繫辭下伝
說卦伝
序卦伝
雜卦伝

主要参考文献

(amazonからご購入いただけます。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です